LFPながの第2回戦略会議を開催しました
令和6年10月24日(木)にオンラインでLFPながの第2回戦略会議を開催しました。参加者はLFPながのパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等合わせて13名。
はじめに参加者の自己紹介が行われた後、まずLFPながののメインテーマとサブテーマを振り返り、さらに新たに会議の中で提案された議題についても報告がありました。
《LFPながのメインテーマ》
①長野県産小麦の需要拡大と生産振興:「大規模サプライチェーンの強化・拡大」「小規模サプライチェーンの構築」
②未利用資源および加工用農産物の新たな加工:「摘果リンゴ・加工用リンゴの高付加価値化」「ホエイ」「栗の鬼皮・赤えんどう豆」「アスパラガス」
③エノキタケをはじめとした栽培キノコの消費拡大について
《LFPながのサブテーマ》
④農産物・加工品に係る新たな物流
⑤新たな農商工連携や体験型農業
⑥食品加工の技術シーズの紹介と意見交換
《新たな提案テーマ》
⑦地場産食材を使用した防災備蓄品の開発
⑧グルテンフリー米粉
⑨栄養価の高い食品(スーパーフード)を使用した新たな加工品の開発
⑩蜂蜜の廃棄に関わる問題
次に、活動のメインテーマの一つ「長野県産小麦の需要拡大と生産振興」について進捗状況の共有と確認が行われました。現在、長野県産小麦は、各JA単協・JA全農長野・大規模製粉業者を通じて県内全域に流通しています。令和5年度LFPながのでは、学校給食をはじめ、おやきやパンなど各事業者へこの物流を介して長野県産小麦が供給されました。令和6年度LFPながのでは、この小麦物流を「大規模サプライチェーン」と呼び、前年度に続く形で強化・拡大を目指しています。
具体的なプロジェクトとしては、茅野市永明小中学校で長野県産小麦100%のコッペパン提供が行われることに加え、(株)セブン-イレブン・ジャパンから県産小麦を使用したパン、(株)ゼンショーホールディングスから県産小麦を使用したドーナツが発売を予定しているとの報告がありました。
さらにLFPながのでは、栽培から加工・販売までの地域的なネットワークを構築し、より個性の強い小麦の新商品開発プロジェクトが進んでいます。中山間地域で自然栽培されている小麦(ゆめかおり)を使用したバゲットや生パスタ、小麦だけでなく中のクリーム部分まで同じ地域の素材を使用した牛乳パン、地元の教育機関が栽培した小麦や果物を使用したパンやお菓子などが続々と開発されています。11月以降、順次販売が開始するにあたって、予定している開発商品・販売価格・販売数・販売場所などの発表がありました。
最後に今後の活動計画「食べよう!つくろう!信州こむぎ大行動 第2弾(仮称)」のスケジュールの共有が行われ、取り組みの意図や狙いについて補足説明がありました。
各プロジェクトが首尾よく進んでいる様子が見てとれ、期待が感じられる戦略会議となりました。