LFPながの第2回意見交換会を開催しました
令和6年9月5日(木)にオンラインで、LFPながのパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等、合わせて20名が参加し、第2回意見交換会を開催しました。
はじめに、今期のメインテーマ「信州産小麦の利用と栽培拡大の促進」「廃棄・未利用資源のアップサイクル(摘果リンゴ・ホエイ)」「エノキタケなど栽培キノコの夏期の販売促進」の確認を行った後、『新たな農商工連携による体験型農業の事例勉強会』をテーマに講演が始まりました。
伊那市の長谷さんさん協議会(南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会)事務局、羽場友理枝氏からは、お米作りと農園の契約型および体験型の2種類の取り組みが紹介されました。生産量や利用方法、協力企業についての基本情報から、採れたお米で醸造されたお酒の評判、畑で収穫された野菜の販売先、活動目的である未来の担い手の育成、そして課題である収益化について語られました。
次に、一般社団法人フード&エコロジー信州理事の辻新一郎氏から、「大人の部活・千曲川シェアヴィンヤード」と題してワインを中心とした活動について講演が行われました。ワイン造り農園が、長野県東卸市の山間部の空き古民家をきっかけに仲間内で開始された経緯や、現在の部員構成と運営方法について説明がありました。造られたワインは参加者で分け合うことや、多くの移住者が生まれたことなどの特徴も語られました。
質疑応答では、新しい形の体験農園のスタイルについての感想や、事業化の構想の有無、財政状況などについて質問がありました。
体験型農業の新しい形の事例として興味深い内容であったため、参加者の関心も高く、有益な意見交換会となりました。