やまがたLFP第1回研修会を開催しました
先日、やまがたLFPの第1回研修会を開催いたしました。
【開催概要】
日時:8月2日(金)14時~
会場:村山総合支庁本庁舎2階 講堂
参加:52名(会場、オンラインの合計)
※LFPパートナー、関係事業者、国、県、関係機関等が参加いたしました。
内容:
①「地域の食を発展させるLFPとは?」
(オガル株式会社 執行役員 小関 大介氏)
②「山形らしさを活かした新しい食のビジネス創造」
~やまがたLFPの活用に向けて~
(公益財団法人流通経済研究所 農業・物流・地域部門 部門長
主席研究員 兼 やまがたLFPプロデューサー 折笠 俊輔氏)
③山形の食に関するざっくばらんな情報交換会
~業種の垣根を超えて~
山形県は今年度、LFP事業に初参画となります。
コーディネーターのオガル株式会社 小関氏より、LFPについての説明の後、
山形での事例として紅花の食利用についての紹介がありました。
日本遺産、日本農業遺産に認定されている山形県花「最上紅花」は、
染色や化粧品需要低迷、生産者の高齢化、担い手不足が深刻でしたが、
花弁(乱花)に食の需要が高いことが分かり、
生産から販売までのサプライチェーン構築といったプラットフォームを形成し、
3年かけて事業化したという事例紹介でした。
やまがたLFPプロデューサーの流通経済研究所 折笠氏からは、
「山形らしさを活かした新しい食のビジネス創造」として講演いただきました。
「地域らしさ」を消費者が認識する要素としては、
地元原材料の使用や、地元企業による製造が大きく占めており、
生産者による「食の魅力」を訴求することが購買に繋がります。
こうした地域らしさから「山形県らしさ」を出していくには、地域活性化モデルを創ることが必要です。
普段・ハレの日用といった地域内で生産→消費をする地域内循環から、
お土産や観光時の消費からお取り寄せ、通販に繋げるといった地域外循環を目指していくことで、
山形らしさを活かし大手企業や他産地と戦うことが十分可能であるという、
希望のあるビジネス創造の仕組みの話があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。
情報交換会では、様々な事業者が、業種の垣根を超えて今あるそれぞれの課題を話し、
今後LFPを通じての展望について熱く語り合いました。
会場、オンラインともに大変熱意のある参加者が多く、
これからのやまがたLFPの期待に満ち溢れる有意義な研修会となりました。